自由のためのデザイン、デザインにおける自由 : ポーランドのグラフィックデザイン1981-2011
インテンショナリーズの鄭秀和さんたちがデザインに関わっている、

目黒通りのリノベーション・デザイナーズ・ホテル「CLASKA クラスカ」。

1階のカフェも、

かわいい。

このホテル8階のThe 8th Galleryで開催の「自由のためのデザイン、デザインにおける自由 : ポーランドのグラフィックデザイン1981-2011」が会期残りわずかだったので、かけこみました!

ベルリンの壁が崩壊する1989年まで、東西冷戦構造を引きずった社会主義国家だったポーランド。

民主化運動を主導した「連帯」が結成されたのが、1980年。

その翌年の81年から、今年2011年まで。この30年間に世に出た、ポーランドにおける、あらゆらグラフィックデザインを網羅しています。

まん中の女性の肖像は、バーチャル大統領候補のイメージだそうです。
「エレクトロニック・デモクラシー」
政治家なんてメディアにおけるしゃべり役でしかない、と割り切ってしまえば、政治家はバーチャルな存在でかまわない。ポーランドの政治意識をあらわしているのでしょうか。

CDやレコードのデザイン。
グラフィック・デザインはコマーシャルなものである。これが、わたしたちの常識ですが、民主化以前のポーランドでは、国家の宣伝媒体であったに違いありません。
でも、共産時代にも、民主化後も、おなじポーランド人デザイナーがポーランドで暮らし、仕事をしている。
そんな彼らの作品群が、いくつも見られる、とても貴重な展覧会でした。

新聞や書籍など。
ギャラリーでは、ポーランドのアート関係書籍も販売されていました。
わたしが購入したのは、

『WARSZAWA POLSKI NEON + POLISH NEON』
Ilona Karwinska 著
ワルシャワのネオンサインばかりを撮影した、美しい写真集です。

共産時代60~70年代のワルシャワは、いわゆるビルボード式の広告がなかった(禁止されていた?)かわりに、美しいネオンが発達していたそうです。

民主化以降は、撤去されてしまい、ここに掲載されているネオンのほとんどは現在見られないといいます。

民主化に燃えたポーランド人の目に、ネオンは共産時代の遺物としてうつったに違いありません。
でも、最近はネオンの美しさも再評価されるようになってきているとか。

こちらは、展覧会の図録。
なんと500円の良心価格!
でも、わたしが買おうとした、その直前で最後の一冊が売れてしまいました。
がっかりしていると、ギャラリーの男性(主催関係者のポーランドの方?)が、ちょっと待ってと言ってもって来てくれたのが、上の図録。

いま、背表紙がついてない不完全なバージョンしかないので、250円でいいです、とのこと。この、おおらか~な感じが、ちょっといいですね。
しかも、この図録、ぜんぶ手作り!

ギャラリーから屋上にいたる階段の踊り場で、なんと、さっきの男性がステンシルで表紙をつぎつぎに作っているではありませんか!。
ステンシルによるデザインは共産時代のプロパガンダポスターにも存在するそうですが、本展の展示図版にも、いくつかステンシルによる作品がありました。そういえば、いま大人気のバンクシーや「OBEY」など、グラフィティ・アートの文脈でも、このところステンシルは流行していますよね。蛇足ですけど、グラフィティ・アートも「自由のためのアート、アートにおける自由」という見立てで楽しむことができるなと思いました。
さらに蛇足ですが、上の写真、赤のステンシルプレートの鳥。同行のブックデザイナーさんが「谷岡ヤスジみたいだねえ」と、おっしゃっておりました。確かに(笑)。
とにかくこれ、一冊ごとに表紙が異なる、とても貴重な図録です。
物販のとこにいた日本語の上手な女性(彼女もポーランドの方?)も、ポーランドのアートブックなどについて、とても親切に説明してくれて楽しかった!

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1階のカフェも、

かわいい。

このホテル8階のThe 8th Galleryで開催の「自由のためのデザイン、デザインにおける自由 : ポーランドのグラフィックデザイン1981-2011」が会期残りわずかだったので、かけこみました!

ベルリンの壁が崩壊する1989年まで、東西冷戦構造を引きずった社会主義国家だったポーランド。

民主化運動を主導した「連帯」が結成されたのが、1980年。

その翌年の81年から、今年2011年まで。この30年間に世に出た、ポーランドにおける、あらゆらグラフィックデザインを網羅しています。

まん中の女性の肖像は、バーチャル大統領候補のイメージだそうです。
「エレクトロニック・デモクラシー」
政治家なんてメディアにおけるしゃべり役でしかない、と割り切ってしまえば、政治家はバーチャルな存在でかまわない。ポーランドの政治意識をあらわしているのでしょうか。

CDやレコードのデザイン。
グラフィック・デザインはコマーシャルなものである。これが、わたしたちの常識ですが、民主化以前のポーランドでは、国家の宣伝媒体であったに違いありません。
でも、共産時代にも、民主化後も、おなじポーランド人デザイナーがポーランドで暮らし、仕事をしている。
そんな彼らの作品群が、いくつも見られる、とても貴重な展覧会でした。

新聞や書籍など。
ギャラリーでは、ポーランドのアート関係書籍も販売されていました。
わたしが購入したのは、

『WARSZAWA POLSKI NEON + POLISH NEON』
Ilona Karwinska 著
ワルシャワのネオンサインばかりを撮影した、美しい写真集です。

共産時代60~70年代のワルシャワは、いわゆるビルボード式の広告がなかった(禁止されていた?)かわりに、美しいネオンが発達していたそうです。

民主化以降は、撤去されてしまい、ここに掲載されているネオンのほとんどは現在見られないといいます。

民主化に燃えたポーランド人の目に、ネオンは共産時代の遺物としてうつったに違いありません。
でも、最近はネオンの美しさも再評価されるようになってきているとか。

こちらは、展覧会の図録。
なんと500円の良心価格!
でも、わたしが買おうとした、その直前で最後の一冊が売れてしまいました。
がっかりしていると、ギャラリーの男性(主催関係者のポーランドの方?)が、ちょっと待ってと言ってもって来てくれたのが、上の図録。

いま、背表紙がついてない不完全なバージョンしかないので、250円でいいです、とのこと。この、おおらか~な感じが、ちょっといいですね。
しかも、この図録、ぜんぶ手作り!

ギャラリーから屋上にいたる階段の踊り場で、なんと、さっきの男性がステンシルで表紙をつぎつぎに作っているではありませんか!。
ステンシルによるデザインは共産時代のプロパガンダポスターにも存在するそうですが、本展の展示図版にも、いくつかステンシルによる作品がありました。そういえば、いま大人気のバンクシーや「OBEY」など、グラフィティ・アートの文脈でも、このところステンシルは流行していますよね。蛇足ですけど、グラフィティ・アートも「自由のためのアート、アートにおける自由」という見立てで楽しむことができるなと思いました。
さらに蛇足ですが、上の写真、赤のステンシルプレートの鳥。同行のブックデザイナーさんが「谷岡ヤスジみたいだねえ」と、おっしゃっておりました。確かに(笑)。
とにかくこれ、一冊ごとに表紙が異なる、とても貴重な図録です。
物販のとこにいた日本語の上手な女性(彼女もポーランドの方?)も、ポーランドのアートブックなどについて、とても親切に説明してくれて楽しかった!
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